未来が見えたら
未来が見えた、しかも、それが自分の死ぬ未来だったら。
あなたなら、どうしますか?
今回紹介するのはこちらです。
『6時間後に君は死ぬ』著:高野和明
ドラマにもなったし、短編の連作小説なので、普段本を読まない人でも手に取りやすいかなと、選んでみました。
主人公は、未来の1場面をビジョンとして見る力のある青年です。
でも、なんでもかんでも見えるわけではなく、他人に起こる、非日常な出来事のみ見ることができます。
「非日常」ということは・・・、事件の香りがしますね(※私の思考回路はミステリーに毒されていますw)
まさしく最初の話は、ある女性の殺される場面が見えたことから始まります。女性のつけていた腕時計から、殺される時刻は今から6時間後。
彼らは未来を変えられるのでしょうか。
未来を変えようと行動しているのに、次々とビジョンのとおりになっていく焦り。
未来を変えるべきか変えないべきかの葛藤。
どうすることが正しいのか。
ビジョンが示す本当の意味とはなんなのか。
未来という、ある意味結末がわかっているのに、ドキドキハラハラさせられます。
【私の勝手なセールストーク】
ミステリーなのですが、ファンタジー要素もあり、全体的にほんわかした空気が流れています。
なので推理小説系の、血みどろ、権力圧力、小難しい用語などが苦手な方にもオススメです。
連作ですが、前の内容を覚えていなくても大丈夫なので、1話1話、隙間時間に読むこともできます。
文章も読みやすいし、後味も良いです。穏やかな余韻に浸れます。
高野さんの作品はとても好きなので、後々全部紹介することになると思いますw
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